浅い人、深い人

やっと中間試験が終わった！と思っていたのに、
研究＆課題漬けの日々が続いている・・・

いったいどれくらい勉強すればいいんだろう・・・

授業終了後、めずらしく軽く飲みに行った。
すると、ハワイ大学近くにある学生お馴染みのバー「マグース」には、
なんとクラスメートのほぼ全員が集った・・・

そうそう、飲まずにはやってられない！

ちょっとお酒が入ると、普段とっても真面目で無口なカラちゃんがノリノリで話し始めた。
彼女は証券会社に勤めるファイナンシャル・プランナー。
とってもシャイな性格で、いつも聞き役に回ることが多いらしい。

彼女の話を聞くと、次から次へと出てくる驚きの話。
そして彼女の穏やかな容姿からは想像できないほどの、経験の多さにビックリ。
この人かなり深い・・・

「カラは表面は穏やか、そしてかなり深いねぇ・・・私とは正反対だ・・・」

なんて大関心していると、その横からつつくように酔っ払いのクラスメートがこう言ってきた。

「カラは湖のよう、深くて穏やかで美しい。
　それに比べてミミは超浅い！パイプラインぐらいシャローだね。」

湖？

それともパイプライン？

・・・・うっ・・・確かに・・・
的を得すぎている表現・・・

私の人生、荒波もよくたつ波乱万丈。
原因は私の浅さだったんだぁ・・・

「でも、世界で一番いい波巻いてるよ！」
と言い返すものの、

「確かに。でもどんなエキスパートでも大怪我したり、下手すれば命を落とす。
　危険を覚悟してアウトに出なきゃいけないから、賭けだよなぁ・・・」

って、酔っ払いに軽く言い返された。

確かに・・・
私って「一か八か」の性格だ。

何も言えねぇ・・・