ハワイ

出る杭打たれる

今日は風が超強いので、久々にNo Surf。

朝からベットから離れられないでいると、友達からの電話でBad Newsが届いた。
突然の解雇勧告を受けたらしい。

彼女はハワイにある某有名会社の営業で働き、成績は常にトップ。
とてもいい報酬を受けていた。
でもここ2-3ヶ月はは仕事場で嫌がらせに合い、とても辛そうだった。

というのもアメリカはお給料がコミッション制のところが多く、成績が良ければ良いほどお給料に差が出る。
チップ制度もそれを代表する一部。

そのため実力があるものは稼げるしくみになっている反面、職場環境には悪影響を及ぼすことが多い。
報酬の差が他の人たちと大きくなると、嫉妬が増え、職場内でのチームワークが乱れる。

そのため、アメリカの会社はそういう者達がいくら仕事ができても、チームワークを乱すという理由、また上司の力を抜いてしまう危険性のある人物と判断され、解雇処分になることがよくある。

その一方「アメリカ社会は成績の良い人間を離さない」という意見もあるけれど、お金や名誉が大きく関わってくる時にはそうではない。

私も幾度と経験したので、今日の友達の立場がとてもよく理解できる。

実際に、アメリカは「アメリカン・ドリーム」としても知られているように、サクセスストーリーが多い。

サクセスストーリーを成し遂げた人の多くに、解雇されたり、前職場で嫌な思いをし独立を果たしたケースが多い。

代表する例はミュージシャンのパフ・ダディー。
アップタウンレコードから突然の解雇。
その後自らバッド・ボーイ・レコードを立ち上げ、大成功を果たした。

さらに深く話をすすめると、最近見たノンフィクション映画の主人公、マルコムX。
正しいことをしていても、消されてしまうケース。
尊敬する人のために全力を尽くし宣教を続けるものの、強いカリスマ性&秀でた討論技術を持つことから注目を受け、最後には教祖からの嫉妬を受け、暗殺された。

さらに話を掘り下げいくと

リンカーン →奴隷解放を遂げた →暗殺
ケネディー →アフリカ系アメリカ人公民権運動を続けたキング牧師を思いやる →暗殺
ブルーノ →ガリレオの前に地動説を唱える →処刑
キリスト →キリスト教を宣教 →処刑
ペトロ →キリスト教宣教 →処刑
ジャンヌ・ダルク →フランスに勝利をもたらす →処刑 
 
  考えれば、考えるほど、まだまだ出てくる・・・

正しいく生きても、出る杭は打たれてしまうのか???

そう考えていると「憎まれっ子世にはばかる」という言葉がとても筋が通るように思える。

納得いかないことはいっぱいあるけれど、海に入ると全部洗い流される。

こういう日は、サーフィンしていて本当によかったと思う。

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