ハワイ

スーパー乳母、ついに帰国

ついにナオミさんが帰ってしまった・・・

最後の日は思う存分楽しんで欲しかったのに、
ナオミさんてば夜な夜な買い出しへ行き、夜中の2時まで私のために作り置きを用意してくれていた。

最後の朝はサーフィンへ行って欲しかったのに、
朝5時起きでさらに料理を続け、私とエンゾのもの、
自分の使っていたシーツまで洗濯し、キレイにたたんで行ってくれた。

出発直前には、冷蔵庫を開け、
「下の段から食べて行ってね。日持ちするものは上の段にあるから。」
と言い、

今の私には繊維が必要だからと、お野菜いっぱいのお料理。

また、
「沢山作って飽きるかもしれないから、お友達呼んで食べてね。」
と、私が寂しくないように、お友達の分も作ってくれていた。

さらには私の気分が良くなるように、テーブルの上にお花をいけ、
フルーツを添えて行ってくれた。 

もうウルルン・・・
最後の最後まで私とエンゾのことを考え、行動してくれていた。

普通ここまで気が回らないし、回ったとしてもそれを実行するのはかなり難しいと思う。
感謝してもしきれない・・・

私をおんぶに抱っこし、エンゾを肩に乗せ、そんなスーパー乳母をしてくれたナオミさんは、
驚くことに自分の生活も満喫していった。

毎朝近所のヨガへ通い、精神統一。

波があればサーフィンへ行き、

波がなければチャリで遠出し、

趣味のカメラでポートレートや風景を撮影しまくったり、

疲れたらエンゾを抱えてお昼寝し、

日本語&英語もこなすから、日本人&こっちの人、私の友達の誰とでも仲良くなり、
さらには私の友達が来るとみんなの分のご飯を面倒みてくれたり、

知識人のナオミさんは、みんなにいろいろなことを教えてくれていた。

だからナオミさんが帰る時は、多くの人から連絡が来た。

この一ヶ月間、家に一緒に誰かがいることが、どれだけ温かいかということを感じた。

特にナオミさんは面倒を見てくれただけでなく、
痛い時はインターネットでさっさ治療法を調べてくれ、
辛い時は話を聞いてくれ、精神的にものすごくサポートしてくれた。

ここまで弱音を吐き、ここまで自分をさらけ出したのは初めてだと思う。

ナオミさんが帰ってしまった今は、部屋がとっても広く感じ、
空間がシーンとしていて、心にポカンと穴があいた気分。

だから片付けをしたり、細かい用事を済ませたり、一生懸命忙しくするものの、
時間が経つのがとても遅い。

寂しいけれど、私とエンゾの暮らしはこれからが本番。
早く慣れないとな。

ナオミさん、一ヶ月間本当にありがとう。
このご恩は一生忘れません。

私もナオミさんのように人のことを思え、助けられる力をつけていきたい。
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