デュークス・オーシャン・フェスト =プロ&アマ戦=
キッズのサーフコンテストで盛り上がった週末の後は、ママも参戦。
水曜にプロアマ部門が開催され、私は30歳以上のマスター部門にエントリー。
まず朝8時にエンゾを学校へ落とし、そのままワイキキビーチへ向かった。
ボケっと歩いていると、誰かが私の名前を呼んでいる。
すると目の前にJPSA(日本サーフィン連盟)の大スター、植村未来ちゃんがいた!
どうやら何度も呼んでいたらしく、しかも数日前も海で呼んでくれていたのに、私は全然気付かなったという・・・
ごめん・・・老眼!?難聴!?最近よくある・・・
すっかりアンティーだわー。だからマスター部門(笑)
「何時にサーフィン?」と聞いてみると、「ミミと一緒だよ!」とのこと・・・
初めて未来ちゃんを見かけた時は確か14〜15歳だったのに、もう30超え!?
時が経つのは早いなぁ・・・
時間になると「ミミ、アンティー部門チェックイン呼ばれてるよー!」と言われ一緒にチェックイン。
そしてパドルアウト。
久々の未来ちゃんとのヒートは楽しみ!
予報では波はないはずだったけれども、キングタイドのロータイドだったので思いがけず波もあり、しかもかなり良い!
ワクワクしながらヒートスタート!
未来ちゃんは初っ端から飛ばして乗って行く!乗っていく!
しかもパドルはや!
そしていい波が来て何人かパドルするもののポジションを掴み波をゲット。
写真:www.surfpixs.com
すると前に人がいる・・・
軽くラウンドハウスした後には降りているだろうと思うものの、まだいる・・・
しかも思いっきりクリティカルセクションにいるので、ノーズライディングもいいターンもできず・・・
「I’m right behind you!(後ろにいるよ!)」と声をかけても、降りてくれない」・・・
すごいがっかりー・・・・めちゃいい波だったのに・・・
これでペースを崩してはいけない!
気を取り直して再度チャレンジ!
波数はあるので未来ちゃんと波取り合戦をするのはやめ、先に行ってもらい次ので行くと、また同じ人が同じことを・・・・
2本続けていい波ドロップイン・・・ありえない・・・
その間にセットが入り、すごーいキレイなノーズライディングをして目の前を通り過ぎる未来ちゃん。
いいなぁ・・・
バックアップウェーブを乗ろうとパドルするものの、気分が落ちているせいか、コンテスト直前に板を変えたせいか、波に置いて行かれる・・・
そんなことしていたら、残り数分・・・
いっぱい乗った未来ちゃんが帰って来たこところでまた波が来たので、「アンティーこれ乗っていくよ!全然乗ってないから!」と言うと、
「セットいいの乗ってたじゃん!」と言われたので、
「全部ドロップインよー。なのでこれアンティー乗って行きます!」といい、未来ちゃんが波をもらった(笑)
ノーズはできなかったけれど、ターンいくつかしてヒート終了・・・
写真:www.surfpixs.com
ドロップイン2回はさすがにテンション落ちるけれど、それより何より悔しいのは、めちゃ波の良かったクイーンズで、思いっきりサーフィンできなかったこと!
直前に重いボードを変えたのもあり、気分も重くなったせいか、体がスローモーションのように動き、乗れる波にも乗れなくて反省・・・
すると未来プロから一言・・・
「何でコンテスト直前に板変えるかなぁ・・・」
そう、その通り!!!
それはやっちゃいけないと思いながらも、しかも一昨日のキッズのコンテストで直前に板は変えてはいけないと散々言ったのにもかかわらず、ついつい新しいボードをいい波で試したくて変えてしまった・・・
コンテスト中に板を試そうと思ったのが、大間違えなんだな・・・
とても反省しています・・・
そして結果発表。
すると未来ちゃんが隣でヒート表を見ながら、「ミミちゃん2位だよ!お金もらえるよ!良かったね!」と言う(笑)
はやい(笑)
まだこれからアナウンスなのに、さすがプロ中のプロはチェックが早い!
そして表彰台に呼ばれ、アナウンスが始まった。
未来ちゃんの言っていた通り2位で準優勝!
表彰台の上で封筒をもらうと、「ほらね!」と横でボソッと言っている(笑)
そして優勝はもちろん未来ちゃん!おめでとう!!!
とてもいいサーフィンしていたし、パドルが早い!早い!
表彰台を降りてすぐ、ガラスのトロフィーが可愛いなぁ・・・と見とれていると、
「入ってるでしょ!?封筒開けてみな!」と言われ、開けてみたら言われた通りの金額が 入っていた!
未来ちゃんすごい!さすが現役プロ!プロは稼がなければですね(笑)
見るところが違うし、面白すぎる!
未来ちゃんはこの後もプロ戦で若者達と共にサーフィンし、次々に強豪を倒し決勝へ進んでいた。
さすがです!
最近マスター部門しかサーフィンせず、ぬるま湯に浸かっていたので久々に気が引き締まった一戦。
まずはちゃんと体づくりしなきゃなぁ・・・進化しなきゃな・・・
私にとっては残念なヒートだったけれど、
朝エンゾを学校へ落としてからいい波に乗り、
素敵なトロフィーもらって、
お小遣いを稼いで、
友達と楽しい時間を過ごし、
そしてエンゾのお迎えにも間に合ったと考えたら、
とっても効率的な一日であり、
なんと言っても自分のサーフィンを見直すきっかけとなった、とてもいい機会となった。
去年95歳で亡くなったレジェンドサーファーのアンクル・ラビット・ケイカイが、84歳の時に参加していたサンセットのコンテストで言った一言を思い出す。
「Keep competing as long as you can surf!(サーフィンできる限り、参戦し続けなさい)」
コンテストは勝つだけではない。いつまでたっても、いい刺激になる。
また、サーフィンしていて、本当に良かったと思うひとときでもある。
写真:13年前。ラビット・ケカイ84歳