ハワイで生きる

サーフコンテスト・障害者部門 =アクセスサーフ=

デュークス・オーシャン・フェストでは、障害を持つサーファーのためのコンテストも開催されていた。

これがまた、とてもインスパイアされるすごいイベント!

 

海へ行きたくないというエンゾをアイスクリームで釣り海へ連れて行くと・・・

車椅子に載ったサーファーが波チェクをしていた。

 

そして見回すと車椅子だらけ!

 

サーフボードもすごい工夫がなされている!

 

そして片足や義足のサーファーだけでなく、両足のない人が這いながら海へ入って行く姿を見ると、

 

「ママー!あの人すごい!!!両足ないのに手で歩きながら、サーフボードに乗っていった!SO COOL!!!」

 

と、目を丸くしながら大感激している。

 

すると「Hi Enzo!」とちょっと年上の男の子が登場し、すかさず海の中へ飛び込んで行った。

どうやら空手で一緒のクラスらしい。

 

そして散々「海へ行きたくない!」と言っていたエンゾだったけれど、お友達を追いかけ、さっさと服を脱いで海の中へ消えていった・・・

気が変わるのはやっ!!!

 

ちょうどお友達のカイちゃんも来て、遊びながらも、体の不自由な人がどのようにサーフボードに乗るかをじっと見ていた。

白いTシャツを来ている人達がボランティアで、海の出入りを手伝っている。

 

私もこの光景を見ていたら、昔バテンスというアフロヘアーのレジェンドサーファーが、盲目の人を頭以上の波に乗せたり、

義足の人をチューブに入れていたのを思い出した。

 

このコンテストはアクセスサーフというNPOの団体が開催している。

エンゾがいなくなってしまったので、とりあえずアクセスサーフのテントに荷物を入れに行くと、「Hi Enzo’s Mom!」と声をかけられた。

 

するとさっきの男の子のお父さんらしく、毎週2回も空手で会っていたにも関わらず、全く気付かなかった・・・

最近すっかりアンティーな私・・・

 

そして話し出すと微妙にアクセントが聞こえる。

「あれ?もしかして耳聞こえていない?」と聞くと、「I’m deaf! (僕は知覚障害者だよ!)」と軽く返された。

 

エンゾはすっかりアクセスサーフの団体様御一行になって遊んでいるので、私はヒートの写真を撮りに海に出た。

 

すると下半身不随の 女性達が、唸り声をあげながら次々と波に乗ってくる。

ターンも力強く、かなりクリティカルなところからテイクオフしてくる。

板から落ちても必死に泳ぎ、助けも求めず、また他の面子は戦い続けている。

 

もう自分に反省・・・

前日波がなく、明日は波取りが大変そうだから、タンデムに使う大きなボードでサーフィンしようかなと言っていた自分が情けなくてしょうがない・・・

 

そして知的障害者部門が始まった。

なんとも印象的だったのは、みんなすごい離れて位置していたけれど、 手話で楽々とコミュニケーションを取っていたこと。

いつも同じ面子でサーフィンをするから、自分たちでプライオリティシステムを作り上げ、それについて会話をしていたとか(笑)

 

そしてかなりレベルの高いサーフィンをしていた。

 

 

写真を見せると、「耳が聞こえないだけだから、もっと上手くなってもいいはずなんだけどね」と笑いながら言っていた。
確かに、片腕を失ったベサニーもトップツアー入りしている!

 

アクセスサーフのテントでの会話を聞いていると、みんなプロレベルにサーフィンや勝負への意識が高かった。

だからこそ限界を超す力を出せているんだな・・・

 

体に障害を持つ人達がそのハードルに負けるどころか、情熱を持って限界を超すほどの挑戦の場を提供しているアクセスサーフを、新たに素晴らしいと思った。

 

家族の中に障害者がいて、特に姪っ子が重度の障害者だったことからボランティアを続け、現在では エグゼクティブディレクターになったカラ。そしてアクセスサーフを様々な形でサポートし続けているハワイアン・アロマ・カフェのオーナーのジョナサン。

 

サーフィンがオリンピックの追加種目になった今、サーフィンのパラリンピックも東京で行われるのかを聞いてみると、通常オリンピックで一度行われたスポーツは、その次のオリンピックの年からパラリンピックの種目と認定されるので、2020年についてはまだ不明とのこと。しかも視覚障害、聴覚障害、下半身不随、アシスト有りなど部門が多すぎて、そこも問題のひとつになりそうとの見解を持っていた。

 

一方ジョナサンはとても情熱のある人で、ファンドレイジング(資金調達)のために「セレブとサーフィン」部門などを主催し、また朝からアクセスサーファーのためにコーヒーやスナックを自ら搬入し、走り回っていた。

 

またワイキキのサーフショップ「モク」のオーナーのブライアンは至る所でこのコンテストのことを話し、積極的にボランティアをするようにと、従業員を送り続けていた。

 

選手もサポーターも情熱がいっぱいで、強くインスパイアされた午後。

 

私ももう一度全力を尽くして頑張ろう!

やっぱり心が熱くなることをしよう!

 

そしてあっという間に夕方。エンゾと2人でお腹ペコペコ。

デュークスでこのイベントのVIPパーティーがあると聞き、呼ばれていなかったけれど勝手に顔を出し、デザートまでフルコースを頂いた(笑)

 

今年も楽しかったな、デュークス・オーシャン・フェスト。

 

そして何よりも、Happy Birthday Duke!  Thank you for all the fun in the water!

 

 

 



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